ポンコツ奮闘記

勢いで始めた雑記ブログ。思いついた事を書きなぐっています。

「わけあって絶滅しました」、今だからこそ考えさせられる

こんばんは、ヒースです。

今日はまた本の感想など書いていきたいと思います。

読書は好きなのですが

最近全然読めていないのが悲しいこのごろ。

 

わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

 

 「ざんねんないきもの辞典」の作者による

今はもう存在しない生き物の図鑑です。

もう続編も出ているのですが

今回は最初に発売された方の紹介です。

(続編まだ読んでいないとかそんなそんな)

恐竜の時代よりさらに昔のカンブリア期に始まり

近現代に至るまで

滅んでしまった様々な種類の生き物達に

インタビューするという形で

絶滅してしまった理由が説明されています。

 

比較的子供向けの本らしく

それぞれの生き物の情報は

さほど多くないのですが

絶滅した年代や生息地、生態など

基本的なデータや解説が載っています。

イラストが大きく、ながめるだけでも

けっこう楽しめます。 

 

読んでいて思ったのは

近現代になってからの絶滅は

島など限定された空間の固有種が多いなという事。

古代に生息していた生き物達は

やはり自然環境の変化が主な絶滅の原因なわけですが

時代が進んでくると

圧倒的に人間が関わった絶滅が多くなります。

 

特に島だと天敵がいないため、侵入者に対して警戒心が薄く

食料として狩られたり

人間が連れてきた犬や猫に襲われたり。

そうでなくても開発によって住処を追われ

家畜に食べ物をとられ

挙句に害獣として駆除されるという…

発見から数十年で絶滅、という解説は

やはり読んでいて悲しくなります。

 

ちなみに最終章では反対に

「わけあって絶滅しなかった」生き物達の理由が

書かれています。

こちらも「環境に合わせて進化した」だけではなく

それぞれ異なる事情で生き延びてきたのだと

驚かされます。

 

最後に

読んだのはけっこう前の事なのですが

昨年から続くオーストラリアの森林火災で

この本の事を思い出しました。

(不謹慎かもしれませんが…)

哺乳類や鳥類、爬虫類など推定10億以上の生命が失われ

被害は人間にも及んでいます。

長期化、大規模化してしまったのは

降水量が少なく、記録的な熱波が到来するなど

地球温暖化も少なからず関係しているようです…

一刻も早く事態が収束する事を

願ってやみません。