ポンコツ奮闘記

勢いで始めた雑記ブログ。思いついた事を書きなぐっています。

「美しいものを見に行くツアーひとり参加」を読んでみて。気負わない旅のしかた

 こんばんは、ヒースです。

最近読んだ本が予想以上に面白かったので

紹介してみたいと思います。

 

美しいものを見に行くツアーひとり参加

美しいものを見に行くツアーひとり参加

 

 

(本当は大きな帯にイラストや写真がいくつも載っていて

とても楽しい見た目になっているのですが・・・

Amazonのリンクには帯なしの表紙しかありませんでした。

ぜひ実物をチェックしていただきたい(泣))

 

いざ世界へ

40歳になってから、世界の美しいものを見たい気持ちに

急き立てられるようになった作者の益田ミリさん。

添乗員付きツアーの存在に背中を押され

北はオーロラ、南はリオのカーニバルまで

世界のあちこちへ出かけます。

美しい景色に憧れを持ちながら

実際その場所へ行こうとまでは考えていなかったようなのですが

ふとした思いつきの様に旅行することになります。

 

実はそこが自分が一番共感した部分でした。 

年齢とかそれまでの憧れが抑えきれなくなったとか

いろいろ理由になることはあると思いますが

力むことなく自然に「海外へ行こう」と

まるで国内の近場へ旅行に行くような身軽さでした。

 

自分は今年海外旅行の楽しさに目覚め

「もっと若い時に海外へ行っていたら

たくさんの事にチャレンジ出来ただろうしチャンスも多かったろうな」

と残念に思う時もありました。

けれども「今よりも若い時」は

おそらく海外へ行く時期ではなかったのでしょう。

ミリさんのように「今この時」こそが

一番しっくりくるタイミングだったんだろうと思いました。

 

ツアー一人参加あるある

また一人参加ならではの

「みんなで食事する時どこに座ろう・・・」

「一人だとさみしい人だと思われるんじゃ・・・」

といった問題も

「ああ、やっぱりそこ気になるよね~w」と

うなずくこともしばしば。

 

それでもあいさつを交わしたり

情報のやり取りをしているうちに

数日の間だけでも(だからこそ?)

そこはかとなく仲良くなる人達もいて

案外なんとかなるものです。

(自分もミリさんもそうでしたw)

それに一番の目的は美しい風景を見ること。

旅の仲間とうまくやれるに越したことはないのでしょうが

それに囚われすぎても面白くないでしょうし。

 

絵の描ける人本気で羨ましい

作者のミリさんはイラストレーター。

本作にもツアーの楽しげなイラストがたくさん。

ノートに旅の記録をつけているそうですが

出来事だけでなく本人が感じた事も細かくメモされています。

ツアーが終わった後でもよく思い出せるそうですが

こうやって本にする時に便利だろうなあ

やっぱり物を書いて生活している人はさすがだな

なんて感心してしまいましたw

そして写真だけでなくイラストがあると

楽しいし読みやすい!

こうやって文字を書き連ねるしか出来ない自分には

ひたすら羨ましすぎて眩しいです。

(旅のレポ漫画とか描いてみたい人生だった・・・)

 

ツアーもいろいろ

それにしてもリオのカーニバルが見れるツアーがあるとは

驚きでした。

でも今は世界の秘境と言われるような場所にも

ツアーがあったりするみたいなので

カーニバルくらいならわりと普通だったりするんでしょうか。

(ただお値段はおよそ100万円と非常に驚きでしたw)

公共の移動手段が少なくて、個人では見学しづらい所や

治安が心配な所では

ツアーを利用するのがおすすめなようですね。

 

最後に

添乗員付きツアーを利用する事に

変に劣等感を抱いていた自分。

この本を読んで

「方法は関係なく行きたい所へ行くのが楽しい」

という当たり前の事に気がつきました。

海外旅行は行ってみたい、でも一人だし・・・と

悩んでいる人にはぜひ読んでほしい。

ツアー一人参加も悪くないと思えるはず。